aiboの探検

Lesson-07

さーてと、さっそくプログラミングに挑戦だ!


こむぎちゃんに部屋の中をうろうろと探検させてみましょう!

プログラムの流れは次の通りです。
こむぎちゃんは3メートル前に歩き、それから右か左に向きを変える動作を繰り返します。歩行中、もし前方に障害物があったら、歩く処理を中断して次の処理に移るため、こむぎは障害物がなくなるまで、右か左に向きを変えます。そして障害物がなくなると、再び前に歩き始めます。常に同じ向きではなく、ランダムに左右を向くことで、部屋の中をうろうろしている感じになります。

★★★★★ ★★★★★ ★★★★★

①「イベント」をクリックして、「緑の旗が押されたとき」をコードエリアへスライドする。
②「動き」をクリックして、「こむぎが立つ」をコードエリアへスライドして、「こむぎがまっすぐ立つ」に変更する。

③「制御」をクリックして、「ずっと」をコードエリアへスライドする。
④「動き」をクリックして、「こむぎがゆっくり1メートル前に歩く」をコードエリアへスライドして、「こむぎが速く3メートル前に歩く」に変更する。

こむぎが向きを変える部分を作ります。
ランダムに左右を向かせるためには、ブロックパレットの「演算」にある「1から10までの乱数」ブロックを使います。
これを「1から2までの乱数」に変更して、その値が1であれば右に、そうでなければ左に向くようにプログラムします。

⑤「制御」をクリックして、「もし~なら、でなければ」を「ずっと」の中に、コードエリアへスライドする。
⑥「演算」をクリックして、「(1から10までの乱数) = 50」としたブロックを、「もし~なら」の条件にコードエリアへスライドして、「(1から2までの乱数) = 1」変更する。

⑦「動き」をクリックして、「もし~なら」の中に、「こむぎがゆっくり右に45度回る」をコードエリアへスライドして、「こむぎが速く右に90度回る」に変更する。
⑧また、「動き」をクリックして、「でなければ」の中に、「こむぎがゆっくり右に45度回る」をコードエリアへスライドして、「こむぎが速く左に90度回る」に変更する。

プログラムを実行すると、こむぎちゃんが部屋の中をうろうろと探検しはじめます。

《COLUMN 条件分岐とは》

「条件分岐」とは、条件によって次に行う処理を変えることです。
例えば、「もし明日晴れたら遠足だ」「そうでなければ遠足は中止だ」という状況であれば、次の図のようになります。

★★★★★ ★★★★★ ★★★★★

《条件分岐》

❶「もし~なら」は、「演算」や「調べる」に用意されている条件ブロックで、「もし~なら」の条件に一致すれば、中に挟んだブロックを実行します。
❷「もし~なら、でなければ~」は、「演算」や「調べる」に用意されている条件ブロックで、「もし~なら」の条件に一致すれば、中に挟んだブロックを実行します。また、「でなければ」の条件に一致すれば、中に挟んだブロックを実行します。

《条件分岐の例》

❸このプログラムでは、「もし1から2までの乱数が1ならば、こむぎが立ち」ます。
「乱数がもし1でなければ、何もしません」。
「乱数」とは、ランダムな数字であり、このブロックにより指定した範囲(この場合は1か2)の数字のうち、いずれかをランダムに選びます。