ロボットワークショップ紹介

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我が国のデジタル化は他の先進国に比べて10年以上遅れたと言われています。かつての我が国は、国産独自の「OS（オペレーティングシステム）」を開発したり、アメリカと肩を並べる存在でしたが、アメリカでCP/MやMS-DOSと言ったOSが開発され、「C言語」でアプリケーションを開発するようになりました。
Microsoftが「Windows 95」と言ったOSを開発しパソコンに搭載したことで、我が国のOS開発の熱が一気に冷めてしまいました。

結局、我が国はOS開発から足を洗い、Microsoftが提供するWindows APIを利用して、Microsoftが開発した「Visual C」「Visual BASIC」と言ったアプリケーション開発用言語を使ってアプリケーション開発をしなければならなくなり、我が国は完全にアメリカの軍門に降った格好になってしまいました。

その上、ネット社会になり、GoogleがOSを開発したり、「HTML/CSS」「Java」「JavaScript」「VBScript」「Ruby」「PHP」「Python」と言ったネットワークアプリケーション開発用言語、開発用プラットフォーム、開発用ツール等も外国で開発されました。また、スマートホンには「Android」「Iphon ios」と言ったOSが搭載され、我が国は独自のOSや開発言語も持たず、他力本願でアプリケーション開発だけを行わざるを得なくなってしました。

文部科学省では2020年度から公立小学校で「プログラミング」が必修科目となりました。現場で教えておられる先生方は大変ご苦労されていることと思います。また、政府は2021年9月に「デジタル庁」を発足し、ようやくデジタルに目覚め、ICT化に本腰を入れて取り組もうとしています。

今後、我が国が取り組まなければならないことは、学校現場で「英語教育」と「デジタル教育」が最も重要になります。戦後70年以上続けてきた入試目的や就職目的の教育ではなく、社会で即通用する人材を育成することです。その為には教師の育成が重要です。また、生徒自体も変わらなければなりません。学習する専門書は図書館や本屋に行けばいくらでも参考書があります。受け身では無く自ら積極的に学習する意欲を持たなければ、受け身では誰も何も教えてはくれません。「STE(A)M教育」が日本の教育を大きく変えてくれます。

※「STEM教育」と「STEAM教育」の違い

【 STEM教育とは】

STEMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学) の頭文字を取ったもので、これら4つの学問の教育に力を注いで、IT社会とグローバル社会に適合した国際競争力を持った人材を多く育てていこうという考えをベースにして、2000年代に米国で始まった教育システムです。

【 STEAM教育とは】

STEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学) の頭文字に、Art (芸術) を加えたもので、これら5つの学問の教育に力を注いで、課題発見・解決力や創造力等を培い、国際競争力を持った人材を多く育てていこうという教育システムです。

21世紀型の新しい教育「STEAM教育」が世界各国で導入され始めています。「Scratch（スクラッチ）」は、STEAM教育に適したビジュアルプログラミング言語です。

我が国で2020年度から始まる「小学校でのプログラミング教育の必修化」に「Scratch（スクラッチ）」が採用されたのもその一環といえるでしょう。

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